この唄を君へと歌うのは そこに君が居たから
その声を僕へと願うのは 不安で仕方がないから
声の届く距離なら 唄は必ず聴こえるだろう
その全てが必然だとしたら 声はここで消えるだろう
この手が眼に映った時
この身が独りで立てた時
その全ては必然じゃないんだ
この全てが僕だと言い張るんだ
この声を君へと叫ぶのは 存在を解って欲しいから
その声を僕へと叫ぶのは あなたを教えて欲しいから
毛布で隠した涙は花を咲かせる事もできない
その涙を痛いと思うなら 君の声で伝えてくれよ
その身が悲鳴をあげた時
その身は君に教えてるんだ
誰かと分かち合っていいんだ
その全ては弱さじゃないから
片方はああ思い 片方はこう思い
思いのぶつかり合いは想いを壊してしまうだろう
互いが大切なんだって そう思えるなら
叫んでやれ かけがえねぇんだって
この唄が君に届いた時
精一杯の声が届いた時
その全ては必然じゃないんだ
この瞬間はちゃんと解っていて
この手が眼に映った時
この身が独りで立てた時
その全てが必然じゃないから
この全てが僕だと言えるんだ